船井総合研究所が「Microsoft Azure」を採択する5つの理由
- AOAI
- Azure
- Azure OpenAI Service
- Microsoft
- 全業種
今回は手前共に関する内容ですが今日までAWS、GCP、オラクルやGMOなどの数々のクラウドサービスを用いてシステム開発を行って参りました。
そんな中、当社が今後のクラウド開発に”敢えて”「Microsoft Azure」を選択した背景についてご紹介します。
Azureを選択した理由
①Azureの成長速度
AzureはAWSに次いで 世界第2位のシェアです。
(参考:Cloud Provider Market Share Trend)
ここで重要性なのは成長率で、他のクラウドサービスのシェアは上の図の通りここ5年で横ばい、あるいは下降気味の中でAzureは唯一150%超の成長を遂げております。
つまりそれだけMicrosoft社はクラウド事業に投資をしており、今後も成長を図っていることが伺えます。
②ビジネスへの親和性が高い
次は日常的に業務で使っているツールとの親和性です。
コミュニケーションツール、業務管理ツール、ドキュメント作成ツールと様々ツールを利用しているかと思いますが、中でもWindowsを始めとするMicrosoft社のビジネスツール(メール,Excel,Word,PPTなど)が市場的に圧倒していると思います。
AzureはそんなMicrosoftのソリューションとの連携が容易で、ビジネス利用の観点から非常に高い親和性が魅力的だと考えております。
③顧客の規模感を選ばない
Azureは中小企業から大企業まで対応できるポテンシャルがあります。
その特徴の一つとしては、米国の国家機関も採用するその「高いセキュリティ」です。
大企業特有のエンタープライズに対応できるクラウドとなるとAWSあるいはAzureの選択肢に絞られますが、セキュリティの観点や先に述べた業務ツールとの親和性からAzureを採択する企業様が増えてきております。
また中小企業でも「Power Platform」というローコードツールを活用することで低コストで業務のDX化を図ることができます。
近年では新規事業の際に、Power PlatformにてPoC(概念実証)を行ってから本格的なプロジェクトに入るケースが増えております。
(参考:ローコードアプリ開発サービス)
④エンジニアファースト
開発者として普段から利用している「GitHub」や「Visual Studio Code」を始めとするツールなMicrosoft社のサービスです。
日本語のマニュアルや事例などドキュメント類はAWSの方が現時点では整っているものの、Azureは開発者用サービスと連携を強化しており年々環境の整備が進んでいます。
そしてMicrosoft社のブラッド・スミス社長は2023年4月のインタビューにて「人工知能の開発やそれに関連する日本市場」(特に中小企業向け)への積極投資の姿勢を示しております。
(参考:マイクロソフト社長「ChatGPTなどAI開発と日本への投資重視」)
※NHK NEWS WEB
⑤AIへの大規模投資
先に振れました通りMicrosoft社は生成AIへの投資に積極的です。
OpenAI社との協業により「Azure OpenAI Service」をリリースしたことで、企業向けへAI市場は一歩リードしていると言っても過言ではありません。
(参考:Azure OpenAI Serviceってなに?OpenAI社の生成AIとは何が違うの?)
今後企業のAI活用は避けては通れない状況が予想されるため、市場投資に積極的なMicrosoft社のサービスの質とスピードに一定の期待が持てます。
要するにAzureを利用することで、最新のAI技術に触れ自由にサービス開発ができる点は大変魅力だと考えています。
まとめ
今回は「船井総合研究所がMicrosoft Azureを採択する5つの理由」をご紹介しました。
今までクラウドサービスの利用は中堅大手企業が主流でしたが、Microsoft社が掲げる日本の中小企業向けの展開が今後はどんどん加速するかと思います。
それに伴い国内のAzureエンジニアの市場価値がどんどん高まるのではないかと予想しております。
クラウド市場の成長と共に当社は、経営コンサルティングノウハウを保有する船井総合研究所グループとして今後企業様のデジタルやAI活用をご支援します。
関連記事:Qiita株式会社様による当社インタビュー記事はこちら
今回のコラムに関連のある資料
クラウドエキスパートサービス総合資料
クラウドエキスパートサービスの総合資料です。 船井総合研究所のクラウド開発の特徴やAIソリューション、そしてAzure OpenAI Serviceを用いた最新の開発事例をご確認いただけます。